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AIDS REPORT 2010
名古屋市立大学の調査結果
さて、名古屋市立大学市川教授の行った調査結果から、HIV感染がいかにMSMに集中しているかがわかりました。それによると
○成人男性に占めるMSMの占める割合は2%
○セックスの有無を問わず、男性に性的に引かれる男性の割合は4.3%
○近畿圏のMSM推定人口は108.000人
でした。
この数字をもとにHIV/AIDS有病率(=現時点で病気を持っている人の割合)を計算すると、全国平均で人口10万人あたり
○HIV感染者はMSMで690人、MSM以外で7人
○エイズ患者はMSMで189人、MSM以外で6人
となります。MSMのHIV/AIDS有病率はノンケの人たちのざっと百倍近く、ということになります。
このように特定の病気がMSMに集中する傾向は、エイズだけでなく、B型肝炎や梅毒にもみられるのですが、その要因としては
○アナルセックスが感染を引き起こしやすい
○性的ネットワークが濃密になりやすい
の二つが考えられます。
「性的ネットワークが濃密になりやすい」とは、MSMという少数で、性的ネットワークの観点からは閉じられた集団のなかで、セックスが頻繁に行われ、それに伴って病原体がネットワーク上を速いスピードで巡りやすくなっている状態を表しています。
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