エイズは他人事ではない
こう見てくると、エイズをはじめとする性行為感染症は、私たちMSMにとって身近でかつとても大きな問題であることは間違いありません。
エイズウィルス(HIV)はどんどん変化し、病気の進行が速くなっています。
感染から発病まで平均して10年かかる、と言われていた時代は確実に過去のものとなりつつあります。
その意味で、現時点での私たちの最も大きな課題は、すでに感染しているが、そのことに気付いていない人が検査につながり、医療・福祉・民間のサポートにつながることです。
そのために必要なことは :
○身近な検査場・医療機関(拠点病院+身近なクリニック)の情報を得ること
○公的サポート(福祉)および民間のサポートの情報を得ること
ですが、もっと大事なことは :
○大阪・関西のMSMである限り、エイズは他人事ではないこと
を肝に銘じることです。
「すでに感染しているが、そのことに気付いていない人」とは、どこかにいる特別な人ではありません。
私たちの誰もがそうであるかもしれないのです。エイズは私たちにとって、そこまで身近な病気になりました。
MASH大阪代表 鬼塚哲郎
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