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PLuS+ FINAL 調査報告
Report in PLuS+ FINAL
2010年10月10日に実施されましたPLuS+ FINAL（プラスファイナル）では多数のご来場ありがとうございました。本イベントの報告の一環として来場者数や来場者属性などに関する調査を実施しました。
PLuS+ FINALには延べ14,142人が来場しました。この「延べ来場者数」には「２度カウント」「３度カウント」といった重複が含まれます。本年も、昨年に引き続き「来場者実数」を知るためのアンケートを実施しました。この結果、公園への平均流入回数が2.24回（PLuS+2007では2.14回、 PLuS+2008では2.04回、PLuS+2009では2.16回）であることがわかりました。「延べ来場者数」を「公園への平均出入り回数」である 2.24回で補正した結果、来場者実数を約6,320名と推定しました。これは過去最高の来場者数であり、今年も多くの方々に参加いただけたイベントであったと考えられます。
アンケート回収票数
13：00台 311票（有効回収率 66.5％）
15：00台 418票（有効回収率 80.4％）
17：00台 422票（有効回収率 73.5％）
19：00台 336票（有効回収率 83.0％）
平均流入回数（全回平均）
2.24回
集中人口
14,142人
推定実数
6,320人
RESULT of the Check’n
PLuS+ FINALは大盛況のうちに幕を閉じ、当日の来場者総数（推定）は6,320人でした！
とてもたくさんのご来場、本当にありがとうございました。
PLuS+では毎年『ちぇっくんアンケート』を実施しています。
このアンケートによって来場者数を推定しているのですが、6,000人を超える来場者数となったのは過去最高の記録です。
PLuS+ FINALアンケートには1,487人の方の協力を得ることができました。
（有効回答数1,149人）。その結果から「どんな人たちがPLuS+ FINALに来場したのか」についてご報告します。
1.どんな人たちが来ていたの？
PLuS+ FINAL来場者の平均年齢は、33歳（最高80歳 最少6歳）でした。
中でも２０歳代、３０歳代の人が多く、全体の７割を占めました。来場者の居住地域は大阪府と回答している人が最も多く59.0％で、兵庫県が11.7％、京都府6.4％でした。
PLuS+には様々なセクシュアリティの人が来場しますが、今年ゲイ・バイセクシュアル男性は全体の63.2％で、昨年より500人多い、約4,000人が来場したと推定されます。
これは通常週末に堂山に来られるゲイ・バイセクシュアル男性は約2,300人である（*1）ことを考えると１.７倍の人数だと考えられます。
参照文献 ＊1 男性同性間のHIV感染対策とその評価に関する研究、H18年度総括・分担研究報告書P123-P134
ここからはPLuS+ 2009とPLuS+ FINALの来場者を比べながらご報告していきたいと思います。
2.何を見て来ていたの？
アンケートに回答した人のうち、近畿在住のゲイ・バイセクシュアル男性（MSM:Men who have sex with men）はPLuS+ FINALでは550人でした。（PLuS+ 2009は516人）
その中で、初めてPLuS+に参加した人（初来場者）は、PLuS+ FINALでは39.3％（PLuS+ 2009では46.1％）でした。２年続けて４割くらいの人が初めて会場に来場されたと言えます。
彼らが何を見てPLuS+ FINALに来たのでしょうか？たまたま通りがかった人やスタッフを除き、PLuS+を目的に来場した人（PLuS+ 2009では450人 PLuS+ FINALでは490人）の中で、初来場者では「友達や恋人と一緒に来た」「誘われて来た」人が最も多く、複数来場者では「パンフレットやホームページを見て来た」という人が最も多いという結果でした。（グラフ参照）
3.PLuS+に来ていた人たちが利用しているものは？
PLuS+に参加したゲイ・バイセクシュアル男性は、他にどんなところに行っているのでしょうか？過去６ヶ月間に利用していた施設やサービスを並べてみました。 どの年代でもゲイバーの利用は約７割、ハッテン場の利用は約４割である一方で、ネットを利用しているのは２０～３０歳代が最も多い結果でした。（グラブ参照）
4.まとめ
PLuS+ 2009とPLuS+ FINALで実施したアンケートの結果から、PLuS+は毎年参加者が増加しており、今回もコミュニティの協力によって、様々な人々が参加できたイベントとなっていることがわかりました。友達やステージ出演者の口コミやパンフレットによって、PLuS＋に初めて参加していただいた人も多く、初めて参加した人にとっても楽しいイベントだったのではないかと思います。 たくさんのご協力を本当にありがとうございました。
■会計報告
PLuS+ FINAL 会計報告